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ボールで親子の愛(あい)コミュニケーション

今、子どもの運動能力の低下が、問題視されています。今回は、ボールを使って体を動かす「おかっちボールコミュニケーションOBC」のコツを、発案者のおかっちに教えてもらいました。室内でも気軽にできるボール遊びで、楽しく運動能力を伸ばしませんか。

●お話を聞いたのは
おかっち(岡本 真)さん
一般社団法人日本コミュニティ協会理事長。サッカー選手として国体優勝、幼児から高校生まで指導経験も豊富。現在は「おかっちボールコミュニケーションOBC」を全国に熱く発信中。著書に「2か月でみるみる変わる!できる親子コミュニケーション59の習慣」(本分社)。
講演依頼はsports.club.nice2007@gmail.com
https://m.facebook.com/JCA20170901/

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目も体も使って全身を育てる
「最近の子どもの運動能力は、二極化が顕著。スポーツ選手を目指すような一部を除き、全体的に体力や運動神経は低下傾向にあります」と話すおかっち。その理由の一つとして、昔に比べて外遊びが減り、スマホやタブレットなどの使用が増えたことを挙げます。そこでおかっちは、子どもたちの心と体を育てる「おかっちボールコミュニケーションOBC」を発案。ボール1個と畳1帖分のスペースがあれば、室内でも気軽に取り組めます。
基本のキャッチボールは「瞬時に判断してボールを取る」「転ばないようにバランスを取る」「距離や方向を考えて投げる」など、視覚や触覚と筋肉を連動させた全身運動に。足踏みや手拍子を組み合わせることで、脳もフル活動します。「最初だけ、大人が『足踏みをしてみよう』などの課題を出してください。慣れてきたら、子どもが遊びを発展させるようになります」 ボールは、視覚の発達にも役立ちます。「スマホやタブレットを見るとき、視線は二次元(平面)の動きしかしません。ボールを目で追うことで、奥行きや距離などの三次元に視野が広がります」とおかっち。また、スマホなどを長時間使用することで、近くも遠くも目のピントが合いにくくなる「スマホ老眼」対策にも、ボールを使った遊びは有効です。

楽しみながら思いやりの気持ちを
最近の傾向として、相手が横を向いていても構わず、強いボールを投げる子どもが増えています。「自分の好きなタイミングで遊べる、デジタルゲームの影響を感じます。キャッチボールをしながら、相手の様子を見て配慮する『思いやり』や『コミュニケーション能力』を養ってほしいですね」とおかっち。そのためには、アイコンタクトができる1、2mの距離が大事。「相手の目を見て、声を掛け合って一緒に遊ぶ時間は、親子の心の距離も縮めてくれますよ」とアドバイスします。
おかっちの座右の銘は「常笑喜流(じょうしょうきりゅう)」。いつも笑顔でいれば喜びがあふれ、上昇気流に乗れるという意味です。「ボールを使った遊びに『失敗』の二文字はありません。笑顔で、積極的にいいところを褒めましょう。『体を動かすのが楽しい』と思う気持ちが、運動能力を高める基本。子どもは、好きなことならどんどん上手になりますよ」



■ボール選びのコツ
当たると痛いボールは、子どもに恐怖感を与えるため、柔らかいボールを使いましょう。おかっちは直径20cm前後で、柔らかくて軽く、扱いやすいボール「ふぁふぁスマイル」を勧めています。風船はスピードが出ないので、運動能力アップには向きません。

■おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に遊んで認知症予防
おじいちゃん、おばあちゃんの家に行くときは、ボールを持参しませんか。いつもは体を動かすのがおっくうな高齢者も、孫に誘われたら、ついつい張り切ってしまうのでは。頭と体を使うことは、健康寿命を延ばしたり、認知症を予防したりといったメリットにつながります。


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