園児とママのための情報誌 えんじぃな

  1. Home>
  2. 特集:栄養満点ごはんガイド

すこやかキッズのための

栄養満点ごはんガイド

「うちの子は好き嫌いが多くて大変」「小食で心配」といった悩みを抱えるママも多いのでは。管理栄養士の高畑江津子さんに、幼児向けの栄養学の基本を教えてもらいました。毎日の食事に取り入れやすいアイデアを、ぜひ参考にしてみて。
●お話を聞いたのは
高畑江津子さん
管理栄養士、株式会社ホロンのすずらん薬局本店栄養相談室主任。薬だけでなく、食事も含めた健康づくりを支援しています。広島YWCA(広島市中区)の「わいわい食堂」の献立づくりなど、社会貢献活動も実践。
http://horon-suzuran.co.jp/

タンパク質などを重視し彩り豊かな食卓に
「栄養バランスがよい食事は、見た目で分かります。赤、緑、茶、白などと彩り豊かな食卓を心掛ければ、多くの食材からさまざまな栄養が摂取できます」と話す高畑さん。主食、主菜、副菜の3品にいろいろな食材を使い、さらに乳製品や果物を加えれば、自然と栄養バランスが整います。この考え方は、子どもも大人も共通で、幼児向けに意識したい食材は、肉や魚、大豆製品や小松菜、小魚など。「成長スピードが速い幼児に必要な、タンパク質やカルシウム、鉄やリンなどが豊富です」。食事の量については幼児の場合、個人差が大きいため、あまり神経質になる必要はありません。
好き嫌いが多い子のママには、「嫌いな食材に固執せず、他の食材で栄養を補って」とアドバイス。例えばブロッコリーが嫌いなら同じ緑黄色野菜のホウレンソウ、魚が嫌いなら肉や卵、豆腐に置き換えましょう。「嫌いな食材でも、諦めずに半年、1年と時間を置いて食卓に出してみて。案外すんなり食べてくれることもあります」

薄味で味覚を育て食生活の基礎を作る
味覚が完成する10歳くらいまでは、塩分や甘味料、香辛料などを控え目に。「幼いうちに濃い味に慣れてしまうと、だしの風味や野菜の甘さなど、微妙な味を感知できなくなります」と高畑さん。家族の料理をまとめて調理する場合は、味付けの前に子ども用を取り分けて、別に調味するとよいでしょう。
子どものころの食生活が、その人の基本になる点も見逃せません。「おいしく楽しく食べながら、健康的な食事の量や献立を身に付けておけば、将来の生活習慣病予防にもつながりますよ。
■食事は主食+主菜+副菜
バランスのよい献立づくりのコツは、主食+主菜+副菜を考えること。主食は、エネルギーになるご飯やパン、麺類など。主菜は、肉や魚、卵や豆腐、納豆などを使ったメイン料理。副菜は、野菜を使ったサラダや汁物、煮物など。ママやパパも同じ献立でOK。子どもは少なめ、大人は多めで適量を食べましょう。

■おやつは「食事の一部」
幼児期の消化吸収機能は未熟で、しかも一度にたくさん食べられません。おやつの時間は、食事だけでは足りない栄養素を補うチャンスです。甘いものにこだわらず、食事の一部として、何を食べさせるか考えてみましょう。おにぎりやサンドイッチ、牛乳、ヨーグルト、チーズ、果物などがお薦めです。


●「子どもの食」お悩み相談Q&A●

【Q】小食の子に、もっと食事を食べさせるコツは?
【A】食が細い子には、少量ずつ盛り付けて、完食した喜びを感じさせましょう。お代わりすれば、さらに自信が付きます。また、おなかが空いていないことが理由で、食事量が少ない子もいます。甘い物(お菓子や飲料など)を減らしたり、運動量を増やしてみましょう。

【Q】うちの子は食べ過ぎで、肥満が心配です。
【A】幼児の場合、食事の量は個人差が大きいので、標準的な体重ならあまり問題はないでしょう。ただ、幼児の肥満は糖尿病につながる傾向があるため、甘いおやつの食べ過ぎに注意しましょう。料理を作るときは、野菜を大きめにカットしてみて。しっかりかむことで、少なめの量でも満腹感が得られます。

【Q】食事の途中で遊び始めてしまい、困っています。
第一にテレビやDVDを消して、食事に集中できる環境づくりを。第二に、20分なら20分と食事の時間を限定。遊び始めたら片付け、「食事」と「遊び」のけじめをつけます。食事の時間に食べずに、中途半端な時間に食べたがる場合は、次のご飯の時間まで待たせて。「ご飯のときに食べよう」という意識付けができます。


トップページへ戻る