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一年の計は元旦にあり

親と子のマネーレッスン

子どもたちがお年玉に心躍らせるお正月。「わが子にお金の使い方や金銭感覚を学ばせたい」と思っているママも多いようです。新しい年の初めに、大人もお金について改めて考えてみませんか。広島県金融広報委員会金融広報アドバイザーの出路千恵さんに話を聞きました。

●お話を聞いたのは
出路千恵さん
広島県金融広報委員会の金融広報アドバイザー。生活設計やライフプラン、金融・金銭教育などの講演会で講師を務める。消費生活アドバイザーでもある。

【Lesson:子ども】お小遣い帳をつけましょう
「いくらもらったか」「何に使ったか」「いくら残っているか」を記入するお小遣い帳は、子どもの金銭管理能力を高めるグッズ。親が手伝いながらでもお小遣い帳がつけられるようになったら、お年玉の使い道も子どもと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。


金融広報中央委員会のホームページ「知るぽると」 からお小遣い帳をダウンロードできます

金融広報中央委員会のホームページ 「知るぽると」でも、身近なお金の知識が 学べます。 https://www.shiruporuto.jp/

【Lesson:子ども】お金の意味を学びましょう
 お金とは「働いて得るもの」。労働の対価としてお金があり、物を購入できます。しかし子どもは「お金はどこかから湧いてくるもの」と思っていることも。「パパやママが頑張って働いて、稼いだお金で買ったんだよ」と諭すことも大事です。お金の意味が分かると、物を大切にする気持ちや、感謝の心が芽生えます。

【Lesson:子ども】お金を使う練習をしましょう
お金に興味を示し始めたら、最初は少額のお金で「使う体験」をさせることもよいのでは。駄菓子屋さんなどで好きなお菓子を選ばせて、自分でお金を払わせてみましょう。第2段階は、予算の範囲内で買い物をさせてみること。例えばお祭りなどで500円玉を渡してみては。「大事に使わないと、すぐなくなるよ」「上手に選べて偉かったね」など声を掛けるのがコツです。

【Lesson:ママパパ】お金の流れを把握しましょう
  毎月の収入に対し、支出はいくらあるか、大まかな金額をチェックしてみましょう。食費など日常の支出だけでなく、保険の掛け金や携帯電話などの通信費といった、口座引き落しの支出も合わせて計算を。収支が赤字であれば、基本的な対策は「収入を増やす」か「支出を減らす」のいずれかです。また、短期の収支にとらわれないで、年間で、あるいは2~3年といった少し長いスパンでの収支を見ていくことも必要です。

【Lesson:ママパパ】将来のお金を準備しましょう
 子どもの教育費がピークを迎えるのが大学入学時。今3歳の子なら、15年後に入学金や授業料が必要になります。その先に控える、老後資金の準備にも早めに着手したいもの。昔のように「コツコツ働けば豊かな暮らしが手に入る」とはいえなくなってきた今の時代、お金を管理し、早くから将来に備えることが大事です。

 


■お年玉でまず貯金 現金で支払う練習も
 子どもが管理するには、金額が大きすぎるお年玉。親は、どう対応すればいいか迷うこともありますね。出路さんは「子どもの意思が出てきたら、親子で使い道を決めては。ママから『半分はおもちゃを買おうか』『残りは大事なときのために貯金しよう』といったリードをしましょう」とアドバイスします。
 お年玉を貯金する際は、親子で金融機関に行って、子ども名義の口座に預けるのがお薦め。「まだ字が読めなくても、自分のお金が殖えていくイメージは分かり、ワクワクするようです」
 「お金とは何か」を教えるには、お年玉の一部を使わせてみることも大事です。「電子マネーなどの普及で、子どもが現金を目にする機会が減りました。お金に興味を持ち始めたら、まずは50円、100円といった小銭を渡し、実際に支払わせてみましょう」と出路さんは話します。

■少額でも早期から 将来に向けて貯蓄
 年末年始、ママとパパはぜひ家計を振り返ってみましょう。まず、毎月の収入と支出を把握すること。「家計簿をつけていない人も、レシートを集めるなどすれば、大まかな支出額が確認できます」。もう一つ実践したいのが「ライフプランづくり」。子どもの大学入学や親の定年退職など、何年後に支出が増えるか想定しましょう。「少額ずつでも早期から積み立てを始めれば、大きな金額が準備できます。そのためにも毎月の収支を見直し、貯蓄に回せる部分を増やすといいですよ」
 子どものころに「小遣いで買ったお菓子を独り占めせず、兄弟で分け合うと二人で笑顔になれた」…という経験はありませんか。「人を喜ばせるお金の使い方は、大人にも子どもにも忘れないでほしいですね。お金は生きていくために必要な『道具』。たくさん持つことより、上手に使うことを大切にしましょう」
 

【お金の役割とは何か 改めて考えてみましょう】
●物やサービスと交換できる
商品を購入したり、医療や教育などのサービスに交換したりできます。
●ためて、後で使うことができる
お金は腐りません。明日でも明後日でも、10年後でも使えます。
●物の価値を測ることができる
100円の物と1万円の物では、1万円の物の方が価値があると測る「物差し」になります。
 

 


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