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悩んだときは「心の声」に耳を澄まして

ママ友ライフを自分らしく

春の入園・進級から1カ月が過ぎ、ママ友との関係に悩む人も少なくないようです。
対人関係のしんどさを軽減し、充実した毎日を過ごすコツを親業訓練シニアインストラクターで3児の母の大下幸恵さんに聞きました。

 

●お話を聞いたのは
大下幸恵さん
親業訓練シニアインストラクター。親子のコミュニケーションや対人関係について講師を務める。小児科の子育て相談員。高校生と大学生の3人の母。
http://oyaraku.com
 

ママ友とは保護者の仲間 一番大事な「幹」は家族
 あなたにとってママ友の定義は何ですか。顔見知りという人もいれば、一緒にランチに行く相手という人もいるでしょう。大下さんは「基本的には保育園・幼稚園などの保護者の仲間で、学生時代の友達とは違います。自分なりの定義で、無理のない距離感を」と話します。
 人見知りで友達づくりが苦手という人には「『あいさつ』『お礼』『了解しました』など、最低限のつながりを保ちましょう。縁がある人とは自然とつながると考えてみては。すると『いつの間にか、友達と呼べる仲のいい相手ができた』という風になるのでは」とアドバイス。最近は一般的になったSNSは「連絡手段として活用を。悪口を目にしたら反応は控えて」。
 ママ友との付き合いで悩んでいる人には「『自分が一番大切にしたい人は誰』と立ち止まって考えてみて」と提案します。人間関係の「幹」は、子どもとの温かなつながりや、家族の幸せ。ママ友はある意味「枝」や「葉」です。「悩んだら『私には大切な家族がいる』という原点に戻って。すると心が落ち着き、どうしたらいいかも見えてきます」
 
話を聞いてもらって楽に 感謝する姿勢も大事
 ママ友との関係を割り切れず、心がザワザワするときもあります。「自分の心の声を聴いてみて。答えは常に、自分の中にあります。同時に『子どもの心の声』も聴きましょう。ママ友のことにとらわれて、子どものSOSを見逃さないように」
 自分一人で解決できないときは、当事者以外の人に話してみるのも手です。「話しているうちに気持ちが整理でき、悩みが解消することも。先に『今日はうん、うんって聴くだけでいいから』と前置きしておくといいですよ」。インターネットには、ママ友についてネガティブな意見や極端なトラブル例が紹介されていることも多く、精神的につらいときは見ないほうが無難です。 悩みはあるにしても、「急用で子どもを預かってもらった」「病院情報を教えてもらった」など、ママ友に助けられることも多いはず。「ママ友との関係で、誰でも多少の悩みは持っています。悩みが少ない人に共通していえるのは『感謝する心』。相手にしてもらったことを大切に心に留めておくと、いい面も見えてきて悩みが減りますよ」


 


■お悩み1:親子遠足で張り切りすぎて
他のママと話して仲良くなろうと張り切っていたのに、子どもに「遊ぼう」「あっちに行こう」と邪魔されてイライラ。家に帰ると子どもが「風呂に入りたくない!」などずっと不機嫌で、自分もさらにイライラしました。


親子遠足は、まず親子で楽しむことを大切に。ママ友づくりを急がなくても、園生活は先が長いので安心を。子どもは、ママの関心が自分に向いていないと不満を感じます。春に入園したばかりの子どもは、園生活に疲れていることも多いもの。親のイライラが子どもの不満・不安を強め、「園が楽しくない」「行きたくない」と言い出すケースも。まずは子どもとの関わりを大事にしてみてください。

 


■お悩み2:子どもがジュースをこぼした
子どもが「友達の家でジュースをこぼした」と言うので、LINEで謝ったら「気にしないで^-^」と返事があったものの、その後疎遠に。実は、子どもが友達の絵にジュースをこぼして大変だったと後で分かりました。


謝罪は、LINEではなく電話か直接会って伝えましょう。子どもは何があったか、状況をしっかり説明できないこともあります。電話して先方から状況を聞いていたら、しっかり謝罪できてトラブルも防げたと思います。また子どもがいる前で謝罪の電話をすれば「悪いことをしたらこうやって謝るもの」という模範を見せることができます。「大切なことは直接言う」という考え方を、親子で大事にしていきたいですね。

 


■お悩み3:私だけ仲間外れ?
同じグループのママたちからLINEの連絡がなくなり、こちらから連絡しても返事がありません。お迎えのときに出会ってもよそよそしいし…。仲間外れにされているみたいで、悲しいです。


「相手を責めても解決しないけど、何も言わないのもモヤモヤする」…そんなときは「私はこう思う」と自分を主語にして思いを伝えてみては。あるお母さんはグループの一人に直接「私、避けられているように感じていて、それがとてもしんどいの」と言ったそう。相手はあわてて否定しましたが、それ以上追求せず、「話を聞いてくれてありがとう」という言葉で終わらせました。相手に面と向かって話せた自分が誇らしく、気持ちが整理でき心も晴れたそうです。
※子どもも仲間外れにされているなど、深刻な問題は先生に相談を

 


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