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5つのポイントで子どもの「やる気」を伸ばす

夏休みのお手伝いレッスン

「お手伝いはしてほしいけど、教えるのが大変で」「子どもに頼むとかえって手間がかかる」といった悩みを抱えるママも多いのでは。いつもより時間の余裕がある夏休みに、改めてお手伝いに取り組んでみませんか。チャイルドカウンセラーの井手口ヤヨイさんに、子どものやる気を引き出すコツを教えてもらいました。

●お話を聞いたのは
井手口ヤヨイさん
行政書士として活躍すると同時に、チャイルドカウンセラーや広島県子育て支援員、TA子育ち支援士などとしてママたちをサポート。子育て経験や孫育て経験を生かしたアドバイスが好評です。

えんじいな第2特集-8月

 

子どもの成長に合わせ 時間を取って教える
お手伝いをさせる前提として、井手口さんはまず雰囲気づくりが大事と言います。「子どもは、大人のまねをするのが好き。親が楽しそうに家事をしていれば、自発的にやりたがる確率が上がりますよ」。また、普段から家族で感謝の気持ちを伝え合いましょう。ママとパパの間で「皿洗いは僕がしよう」「助かるわ、ありがとう」「忙しいときは協力し合おうね」といった会話があれば、子どもも自然と家事の輪の中に入ってきます。
子どもの成長は個人差が大きいので、お手伝いの内容は年齢ではなく、その子に応じて選びましょう。刃物や火を使う家事は注意が必要ですが、安全面に配慮して親がお手本を見せて、どんどん挑戦を。 親の心構えとして大切なことは二つ。まず、成功したらしっかり褒め、失敗しても責めないこと。「何でできないの!」といった言葉を掛けていると、お手伝いが嫌になるだけでなく、勉強やスポーツなどでも失敗を恐れて挑戦しなくなる場合があります。そして、さらに大事なのが「親の待つ力」。「子どもができるまで待ち、時間がかかっても親は手を出さないこと。『この子の将来のために、今日は時間を取って家事を教える』と決めましょう。また、子どもが家事を分担できるようになれば、将来親の負担も減ります。考え方を変えると、気持ちに余裕が出ますよ」

ゲームの要素を取り入れ自信を持たせる好機に
子どものやる気を引き出すために、ゲームの要素を入れるのも有効です。「何分で片付けができるかな」と計ったり、砂時計を使って「砂が落ちるまで頑張ろう」と時間を区切ってもいいですね。洗濯物を取り込んだら「今日はタオルを畳んでみよう」「何枚できるかな?」といった言葉を掛けると、張り切って手伝ってくれます。ときにはご褒美も上手に活用を。「お金だけでなく、シールを貼ったり、夕ご飯に子どもが好きな料理を作ったりするのもいいですね」と井手口さん。
子どもにとってお手伝いは、人に喜ばれるうれしさを知るチャンス。家族の一員として役割を果たせば、自分の存在価値を実感できます。苦労してやり遂げると達成感があり、自信も生まれます。「子どもの潜在能力は計り知れません。お手伝いがきっかけで、親も気付いていなかった子どもの可能性が広がるかもしれませんよ」


【Point1】親が楽しく家事をする
子どもは「親がしてほしいこと」ではなく、「親がしていること」をしたがるもの。子どもに「自分もやってみたい」と思わせるため、普段から親が家事を楽しんでいる姿を見せましょう。

【Point2】親子で一緒にやってみる
「これを運んで」という命令よりも「一緒に運ぼう」という誘いがベター。また、抽象的な指示より、具体的にお手本を見せると効果的です。例えば、食卓にお皿を運ぶ場合、握力が弱い子どもは両手で持った方が安心。親も片手ではなく、両手で持って。

【Point3】家族みんなで共有し、褒める
小さなことでも「すごいね」「助かったよ」と褒めましょう。その場にいなかった家族にも「さっき、○○ちゃんがお皿を運んでくれたの」などと報告し、みんなで子どもの意欲を認め、共有して、褒めることも大事です。

【Point4】失敗しても怒らない
「どうしてできないの」と失敗を責めると、子どもの中の「お手伝いをしたい」という意欲が失せてしまいます。やる気を継続させるには、「次はこうやってみようか」などと、提案をするとよいでしょう。

【Point5】子どもの心にご褒美を
「ありがとう」「助かったよ」「大好きよ」などの言葉に加えて、ハイタッチや抱っこ、ギュッと抱きしめる、頬ずりをする、ほほ笑むなどの行動も有効です。子どもの自己肯定感が高まります。


■幼児にお薦め お手伝いの例
下記の例を参考に、子どもが興味を持っていることや、できそうなことを考えて、お手伝いの内容を決めましょう。

★靴をそろえる。自分の靴がそろえられるよ うになったら、家族の靴もそろえてもらう。 靴を置く場所にマークを書いておくと手伝 いやすい。

取り込んだ洗濯物を、家族それぞれに分類する。「自分の服だけ取り出してみよう」などとゲーム的にしてもOK。

フローリングにモップをかける。モップは水を使わないので、幼児でも手伝いやすい。身長に合わせて柄の長さを調節して。

食事が終わったら、自分の皿を流し台に運ぶ。パパや上の子も含めて、家族全員が各自の皿を運ぶとベスト。

おもちゃを片付ける。どの箱に何を入れるか、イラストなどで分かりやすく示すとよい。

 


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