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Q&Aで疑問解消

子どもの睡眠アラカルト

「うちの子は、なかなか寝てくれない」「寝起きが悪くて、毎日大変」といった悩みを抱えるママも多いのでは。今回は、上級睡眠健康指導士の三浦美穂さんに、寝かし付けのコツや環境の整え方など、気になる子どもの睡眠について聞きました。参考にして、成長期のわが子をたっぷりぐっすり寝かせませんか。

●お話を聞いたのは
三浦美穂さん
上級睡眠健康指導士、精神保健福祉士、産業カウンセラー。大人から子どもまでのストレスや睡眠のカウンセリングをする「三十八花堂」(広島市中区)に所属。ライフスタイルに合わせた快眠習慣アドバイスを実施。
https://www.bach-lab.com/

 

幼児の寝不足は「イライラ」の原因に
睡眠は、体はもちろん、脳を成長させる意味でとても重要です。「睡眠不足は、情緒不安定や集中力の欠如の原因に。俗にいう〝キレる子〞も、睡眠時間を増やすとイライラが静まり、落ち着くことがありますよ」と三浦さんは話します。また、大学生や高校生でも睡眠時間が6時間を切ると記憶力が下がるといわれ、学習効果を上げるためにも、乳幼児はもっと長時間の睡眠が必要になります。

「早起き」すれば自然と「早寝」できる
十分な睡眠時間を確保するには、早寝より早起きにポイントがあると三浦さんは言います。「人間は、起床から14時間後に眠くなるホルモン(メラトニン)を分泌します。夜9時ごろに寝るなら、まずは朝7時までの起床を」
わが子を寝かし付ける時間は、親子のスキンシップの時間として確保。「子どもは親の愛情を確認し、安心して寝ます。添い寝したり、ハグしたりする時間は、親子関係を密にする意味でも有効ですよ」。また「夜8時から絵本を読んで、30分後に布団に入る」といった〝入眠儀式〞を定着させると、スムーズに眠りに入れます。「睡眠の習慣を固定するには、最低でも1週間はかかると考えて。1日、2日で結果は出ません。親が焦らず、ゆったりした姿勢で寝かし付ければ、子どももリラックスして寝られます」

えんじいな第2特集-11月

■太陽の光を利用して
起きたらすぐに、カーテンを開けて外の光を取り込むと、目がぱっちりと覚めます。曇りや雨の日でも、照明より屋外の方が明るいため、カーテンを開けると効果的です。

■目覚めは一定の時間に
「毎日同じ時間に起こす」ことが、「同じ時間に寝る」ための前提になります。前日の夜、寝るのが遅くなっても、いつもと同じ時間に起こしましょう。

■昼寝は短時間で
4歳を過ぎると昼寝をしなくても平気になってきます。幼児の昼寝の目的は「疲労回復」なので、無理に昼寝をさせる必要はありません。10分程度の短時間の睡眠で十分です。
えんじいな第2特集-11月
■睡眠中は真っ暗に
子どもが寝付いたら、寝室は真っ暗に。まぶたを閉じていても光が目に入り、成長に欠かせないホルモン(メラトニン)の分泌を妨げてしまいます。テレビの電源ランプや録画ランプなどの小さなライトも、就寝時に見えないように家電の置き場所を工夫しましょう。
■寝かし付けはスキンシップ
人間は、緊張状態では眠れません。自律神経が沈静化して、交感神経から副交感神経に切り替わるとリラックスして入眠できます。室内を暗くし、間接照明やフットライトなどを活用しましょう。読み聞かせをするときは、同じ本を繰り返し読むのがお勧め。「ドキドキわくわくする本は、目がさえてしまうので避けて。

 


【Q】乳幼児の適度な睡眠時間は。
【A】個人差が大きいので、一概には決められません。「朝、目が覚めるのに時間がかかる」「休みの日は、平日より余計に3時間でも4時間でも寝ている」といった様子があれば、睡眠不足の可能性大。睡眠時間を増やしましょう。

【Q】休日の「寝だめ」は有効ですか。
【A】睡眠不足が続くと「睡眠負債」がたまります。しかし、睡眠は「貯金」できないため、「寝だめ」では寝不足は解消できません。毎日、適度な睡眠を取ることが大切です。このメカニズムは子どもも大人も共通しています。また、休日の朝寝坊は2時間以内にしましょう。睡眠のリズムが狂うと、平日の寝付きが悪くなります。

【Q】夜泣きが多くて困っています。
【A】乳児の場合は「寝言泣き」といって、寝ぼけて泣いているケースも多いので、数分間はそのまま様子を見て。泣き続けるようなら抱っこやオムツ替えなどを。夜風に当てたり、車に乗せたりすると目が覚めるので逆効果です。幼児が夜に泣いて目を覚ますといったケースは、ストレスが影響していることも。寝る前のスキンシップを増やしてみましょう。

【Q】寝る前にジュースを欲しがります。与えてもよいですか。
【A】寝汗対策として、寝る前の水分補給は大切。ただ、甘いジュースを与えると、血糖値が上がってアドレナリンが出てしまうので、目が覚めます。常温の水や、カフェインレスのお茶がベストです。

【Q】遅い時間に帰宅するパパが、子どもと遊ぶのを楽しみにしているため、就寝時間が遅くなります。
【A】寝る前に遊ぶと、興奮して寝付きが悪くなります。夜ではなく朝に、父子で遊ぶようにすると目覚めもよくなりますよ。

【Q】寝る前に避けるべきことは。
【A】テレビやパソコン、スマホは光と音の刺激が強いので、寝る前は使用を控えましょう。


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