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春から始めるヘルシー食生活

親と子のみそ読本



週に何回くらい、みそ汁を飲んでいますか。みそは、日本の食文化に欠かせない調味料。健康のためにも、毎日の食卓にみそを取り入れたいですね。地元のみそメーカー・新庄みその山本美香さんに話を聞きました。

 

●お話を聞いたのは
山本美香さん
新庄みそ株式会社取締役。伝統の味を大切にしながら、時代に合わせた新商品開発にも意欲的に取り組んでいます。
http://www.shinjyo-miso.co.jp/ 
 

こうじを使った発酵食品 戦国武将も支えたみそ
 「みそは大豆と、米か麦のこうじ、塩だけで作る調味料で、ヨーグルトやキムチ同様に発酵食品なんですよ」と山本さん。大豆に含まれるタンパク質が発酵の過程で分解され、人間が生きていくために欠かせない必須アミノ酸9種類が生成されます。ビタミンやミネラルなどの栄養も豊富。免疫力アップ、がん予防や生活習慣病防止などさまざまな効果が期待され、多様な研究が行われています。最近、健康によいと米こうじの甘酒が人気を集めていますが「甘酒とみそは、同じこうじを使った発酵食品。みそ汁を飲んでも同じような効果が期待できます」。
 みそは、戦国時代には武士の貴重な兵糧とされていました。「織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は、いずれも有名なみそ産地の出身です。食べ物が少ない時代に、みそがタンパク源として武士を支え、勝利に導いたのかもしれませんね」

みそのうま味を隠し味に 広島の味も見直して
 みそ汁が食卓に乗らない家庭も増えていることから、みその消費量は残念ながら減少傾向にあります。「野菜をだし汁に入れてゆで、みそを溶けば出来上がりです。トマトやレタスも意外と合いますよ。みそ汁に牛乳や豆乳、卵を入れればタンパク質もしっかり取れます」と山本さん。品ぞろえが豊富になってきた「だし入りのみそ」を使えば、だしをとる手間も不要で、さらに便利な時短メニューに。塩分のとり過ぎを気にしている人には「食物繊維には塩分の排出を助ける働きがあるので、野菜をたっぷり入れてみては」とアドバイスします。
 広島では中秋の名月に、白みそ仕立ての「だんご汁」を食べる風習が残っているところがあります。白玉団子と野菜、鶏肉などを入れる郷土料理で、「アナゴやカキを入れるお雑煮と同様、大切な広島の郷土の味です。ぜひ継承していきたいですね」と山本さんは話します。
 みそは、塩分とうま味がセットになった調味料。みそ汁はもちろんカレーやハンバーグなど洋食の隠し味としても使えるので、この春から積極的に活用してみませんか。

 
【みその基本的な使いわけ】

■赤みそ
淡色みそ・白みそと比べ、風味が濃厚で個性が強いのが特徴。肉や魚など味が濃いものに合う。
 
■淡色みそ(合わせみそなど)
広島で一般的に販売されているみそ。カレーやギョウザ、ミートソースなど色が濃い料理の隠し味に。

■白みそ
まろやかな風味で、甘口が好きな人にお薦め。シチューやグラタンなど白っぽい料理の隠し味にも。
 
※みそは、地域やメーカーによって味に差があります。小さめのパックでいろいろと試して、好みのみそを探してみましょう

 


【みそは「美」と「健康」の強い味方】
 
美肌効果が期待される
日焼けなどでメラニンが増えると、しみやそばかすの原因に。みそに含まれる遊離リノール酸にはメラニンの合成を抑える作用があるので、美肌効果が期待できます。

腸内もキレイに
みそに豊富な食物繊維は、腸の掃除をするといわれます。みそに含まれる微生物も、腸内の腐敗菌や有害物を体外に排出して体調を整える効果が期待できます。
 
老化予防につながる
みそに含まれるビタミンEやサポニンなどの抗酸化物質は、酸化を防止するとされ、みそを食べることは老化防止につながると考えられます。
 
脳の新陳代謝を促進
みそに多く含まれるタンパク質とビタミンB群は、脳の新陳代謝を促進し、頭の回転をよくしてくれるといわれます。

みそには栄養がいっぱい!
タンパク質・脂質・炭水化物・ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・銅・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・飽和脂肪酸・一価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸・食物繊維

出典/みそ健康づくり委員会リーフレット

 


 
【子どもが喜ぶ かんたん♪ みそレシピ】
 
■豆乳みそスープ

【材料】(4人分)
玉ネギ・・・1/3個
好みの具材・・・適量
オリーブ油など・・・大さじ1
鶏がらスープ・・・2カップ
白みそ・・・大さじ3~4
豆乳(牛乳)・・・2カップ
アサツキ・・・適宜
※具材は好きな野菜、キノコ、鶏肉、ベーコンなどを

【1】 玉ネギは薄切りにする。好みの具材は食べやすい大きさに切る。
【2】 鍋にサラダ油を入れ、玉ネギを最初に入れ、残りの具材は火が通りにくい物から順に加えて炒める。鶏がらスープを注いで沸騰したらみそを溶き、豆乳を加えて再沸騰したらすぐに火を止める。
【3】 器に盛り、アサツキの小口切りを散らす。

【ポイント】豆乳にみそを加えるとクリームスープ風に。だし入りみそを使う場合は鶏がらスープを水に換えて。

 
■和風ポークビーンズ

【材料】(4人分)
ベーコンまたは豚肉・・・約150g
玉ネギ・・・1/2個
オリーブ油など・・・大さじ1
ホールトマト缶・・・ 1缶(400g)
固形スープの素・・・1個
ローリエ(あれば)・・・1枚
大豆(水煮)・・・200~300g
合わせみそなど(だし入りでも)・・・大さじ3

【1】 ベーコンまたは豚肉は1.5cm角に切る。玉ネギは1cm角に切る。
【2】 鍋にサラダ油大さじ1を熱し、玉ネギを炒めてしんなりしたら、ベーコンまたは豚肉を加えて炒める。水1カップ、トマト缶、固形スープの素、ローリエを加え、弱火で15分煮る。
【3】 大豆、みそを加え混ぜ、さらに5~10分間時々混ぜながら煮る。

【ポイント】みそを少量加えることで、短時間でうま味とコクのあるポークビーンズになります。

 


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